研究内容

研究内容


私たちの研究室では,25年後に社会で広く使われている医療や臨床検査をつくるための研究を行っています。たとえば,日常生活の中で健康状態や生体機能を自然に評価できるようにすることなどを目指した研究を行っています。


■生体情報の解析・活用

未来の臨床検査のひとつのあり方として,病院の外(生活の中)で取得した生体情報が診療に広く用いられるようになることを目指し,「やさしくはかる」(優しく/易しく測る),「くらしの中ではかる,みつける,みまもる」をテーマにしています。

未診断の方の疾患の早期発見や予防,治療中の患者さんの日常生活で得られるデータを用いたモニタリングと早期介入,生活習慣の分析と改善,個人に合わせた治療の提案などが対象です。ウェアラブル機器から得られるデータを用いた個別化医療・精密医療と言うこともできます。

ウェアラブル機器やベッドセンサーなどを用いて得られる生体情報の精度分析,取得した生体情報の解析技術の開発,デジタルバイオマーカーの開発と診療・治験での活用などを行っています。

■臨床情報の解析・活用

電子カルテなどに蓄積されたデータを解析することで,治療の選択などの意思決定に役立つ知見を得ることを目指しています。また,患者の層別化,リスクや予後の予測,データからの有用な情報の抽出などをテーマにしています。

診療報酬請求データ(DPC)の解析,電子カルテのデータ(検査値,処方,文章など)の解析,ゲノムデータの解析などを行っています。

■バイオバンクに関連する研究

バイオバンクという研究基盤(インフラ)の活用の可能性を広げることをテーマにしています。

病院で採取された臨床検体の保管処理方法の開発や改善,生体試料の品質評価方法の開発,バイオバンクの運営の品質管理方法の開発(自己点検票,ISO 20387)などをテーマにしています。

保管された生体試料を用いたバイオマーカーの探索・評価も行っています。

■その他

現場(病院の各診療科・部門など)の方との対話の中から研究に発展したり,学生が持ち込んだアイデアが発展したりするなど,上記の分類にはまらない研究テーマが立ち上がることもあります。気軽にご相談ください。


メンバーのページから卒業生の研究内容を公開していますので,そちらもご覧ください。

情報公開


■倫理審査委員会の承認を受けた研究


倫理倫理審査委員会において承認され,進行中の研究の情報を公開しています。みなさまのご理解とご協力をお願い致します。


実施中


終了済

プロジェクト


実施中


終了済