当研究室へ所属している学生は下記の2つの所属のいずれかとなります。もしこれ以外の所属(もしくは学年)でも当研究室に興味のある方はお声掛けください(メールアドレスはアクセスに記載しています)。
大学院ヘルスシステム統合科学研究科(大学院生)
受験生の方への情報(研究科のサイト)
医学部保健学科 検査技術科学専攻(学部生)
3年生4学期(科学研究)から研究室配属
所属によって研究に従事する期間や生活リズムが異なりますので,お互いに顔を合わせる機会は多くないかもしれませんが,ゼミなどでの交流によって他の分野の研究などに触れることができます。
また,全員の豊かな学びのために,学生同士が相互に貢献することを求めています。
当研究室は,岡山大学 大学院ヘルスシステム統合科学研究科の大学院生(あるいは研究生)として所属することができます。研究科のホームページで大学院入試に関する情報を公開していますのでご覧ください。また,大学院の概要は研究科のホームページのほか,研究科案内(PDFファイル)も参考にして頂ければと思います。
ヘルスシステム統合科学研究科は,医療・健康を軸として非常に多彩な分野の教員が所属しており,このため開講されている講義も多様です(工学系,医療系・保健系,人文科学系など)。また,数日間ではありますが病院実習があります。医療・健康へアプローチするには様々な切り口がありますが,全体像を俯瞰するには幅広い知識や現場の経験が必要です。そうしたことに興味のある方は,ぜひ当研究科への進学を検討してください。
大学院に進学するまでの研究分野や仕事は,医療系・情報系・電気系だとよりスムーズですが,それに限定していません。多様な背景を持った学生が在籍していると,互いの学習がより広く深くなりますので,歓迎しています。また,指導教員(森田)は幅広いテーマに興味がありますので,話し合いをしながらちょうどよい研究テーマを探しましょう。受験を検討している方は早めにご相談ください。社会人経験のある方の進学も歓迎しています。ぜひその経験が活きるような研究テーマを一緒に考えましょう。
この研究室での卒業研究のおおまかな流れです。大学院(ヘルスシステム統合科学研究科)の受験のために研究計画書が必要になりますので,受験をすることになったら早めに研究計画の準備を開始します。その際,持ち込みのテーマでも構いませんし,こちらから案を提示するのでも構いません。何度かのやり取りを経て,研究計画書を作成します。進学したら自ら研究を進めていきますが,2〜4週間に1回の教員との1対1でのミーティングにて,進捗の確認や,軌道の修正を行います。つまり,研究を進めるのは学生自身ですが,教員がサポートしながら進めます。修士過程(博士前期課程)の場合には,1年生の終わり(2月)に中間審査会があるので,そこで他の部門の教員・学生などに向けて研究の経過を報告します(たくさんの刺激を受けられます!)。博士課程(博士後期課程)の場合には,途中で1回(任意のタイミング)の中間審査があるので,そこで主査・副査・外部審査委員の先生などに向けて研究の経過を報告します。中間審査で受けた助言なども踏まえて研究をさらに進め,修士論文・博士論文を完成させます。
海外から受験を考えられている方は大学が公開している情報もご覧ください。
見学は随時受け付けていますので,メールでご連絡ください(メールアドレスはアクセスに記載しています)。
岡山大学 医学部保健学科 検査技術科学専攻の卒業研究を担当しています。
医学部保健学科検査技術科学専攻の卒研生の研究テーマは臨床検査や臨床検体(ヒト生体試料)に関係するものとなるよう意識しています。検査技術科学専攻の卒業研究は3〜4ヶ月と短く,また同じ時期に講義・就職活動(もしくは院試)・国家試験の勉強があります。時間が限られていますが,学生自身が自ら舵を取って研究を進め,指導教員などがそれをサポートするようにしています。
この研究室での卒業研究のおおまかな流れです。最初に,教員が提示するテーマ案から1つ選びます(原則は1人1テーマですが,テーマによっては大学院生と連携しながら行うものもあります)。そこから,3年生の3月末までに研究計画を作成します。4年生になったら自ら研究を進めていきますが,2週間に1回の教員との1対1でのミーティングにて,進捗の確認や,軌道の修正を行います。つまり,研究を進めるのは学生自身ですが,教員がサポートしながら進めます。研究結果をまとめたら,卒業研究審査会のスライドや卒業論文を作成します。
卒業後は,臨床検査技師に限らず,大学で得た知識と経験を活かして企業や大学などの多様な場で活躍をしてほしいと考えています。
見学は随時受け付けていますので,メールでご連絡ください(メールアドレスはアクセスに記載しています)。
所属する研究室を探している学生・社会人の方々に向けて,当研究室の方針を書かせて頂きます。いろいろな研究室があるので,研究内容だけではなく,研究室の方針や指導教員の個性を把握し,また同時に自分自身が研究室に求めるものを明確にし,自分に合った研究室を選んでください。
当研究室は「人が育つ研究室」であるよう心がけています。言い方を換えると,どうしたら学生の可能性を伸ばせるかという発想で指導をしています。学生が「自分で深く考えて,自分で調べて,自分で手を動かす」経験を積むこと重視しています(特に,根拠となる資料を探し,根拠の検討に基づいて決断をする,ということを経験するように指導しています)。教員は,それがしやすい環境を整え,アドバイスやサポートをしています。教員や先輩の指示を1つずつ順番にこなせば卒業ができる研究室ではありませんのでご注意ください。
自分で考えて主体的に動くというのは,慣れていない人には想像よりもはるかに苦労の多い経験になると思います。しかしながら,自分の弱みに向き合うことができ,それを克服したいという気持ちがあり,自分がやりたいことや自らの成長のためであればやり抜くという気持ちを持っていれば,この研究室でよい経験を積むことができると思います。言い方を換えると,物事を前向きに捉えられて建設的な議論ができる人は大丈夫だと思います。研究室としてはそうした学生のひたむきな努力をサポートする環境を整えることを心がけています。
研究テーマは,はじめに学生の希望や意向を聞き,それを元に話し合って決めています。なるべく学生のバックグラウンドに関係のあるテーマとなるよう意識していますが,本人の強い希望があればそれに限っていません。なお,すべての学生が自分の研究テーマに責任を持つようなテーマ設定にしています。
こうした方針が合うと感じる方は,現在の能力に関わらずぜひ私たちと一緒に研鑽を積みましょう。
大学院ヘルスシステム統合科学研究科 : 企業(介護・福祉)
医学部保健学科 検査技術科学専攻 : 病院(臨床検査技師),病院(胚培養士),企業(営業),企業(臨床検査技師)
薬学部薬学科:病院(薬剤師),企業(MR),企業(臨床開発)
マニュアルのない研究を自分で計画して進めることはとても大変でしたが,学びも多かったと思います。
基本的には自分でがんばって研究を進めますが,迷子になりそうになったときにはサポートしてもらえます。
先生は「やさしいオニ」です。手抜きにはとても厳しいです。失敗したときは笑って一緒に考えてくれます。
※ 研究室見学の際などに在校生に声をかけて直接いろいろ聞いてみてください。学生から見た研究室や教員について,ここには書かれていない本音を聞けると思います。